日蓮宗・日蓮聖人

日蓮宗

名称 宗教法人 日蓮宗
 
祖山 総本山 身延山久遠寺
〒409-2593 山梨県南巨摩郡身延町身延3567

 

日蓮宗の教え

法華経(妙法蓮華経)を釈迦の正しい教えとして選び、「南無妙法蓮華経」という題目をとなえること(唱題)を重視。「南無妙法蓮華経」とは「法華経に帰依する」の意であり、「題目」は経典の表題を唱えることに由来する。

 

日蓮聖人

日蓮 (1222~1282) は、鎌倉幕府中期の僧で、承久4年(1222) の春、安房国小湊(現在の千葉県鴨川市天津小湊)に生まれた。比叡山、高野山などで、修業を積んだ後、法華経にこそ仏教の神髄があるという信念を持ち、鎌倉仏教の宗旨のひとつ日蓮宗を開いた宗祖。

相次ぐ自然災害や争乱などで混乱を極めた鎌倉時代に生き、幾多の困難に見舞われながらも、強い信念のもと、お釈迦さまの教えを日本の地でひろめた人物です。人々の苦しみを取り除き、社会全体が幸せになるように願った日蓮聖人は、来世ではなく“今を生きる”ことの大切さを説き、法華経への信仰にその生涯を捧げました。どんな弾圧にも屈せず、権力者に迎合することなく、最後まで民衆の側に身を置いた日蓮は日本の宗教史上、稀な人物でありました。
滅後に皇室から日蓮大菩薩と立正大師の諡号を追贈されました。

日蓮聖人が説く、お釈迦さまの功徳が集約された「お題目」の世界は、今もなお多くの人々の心の拠り所となっています。